LOD(モデル詳細度)とは
LODは、BIMモデルの各要素がどの程度作り込まれ、どこまで信頼できるかを示す指標です。LOD 100〜500の意味、Level of DetailとLevel of Developmentの違い、発注者要件やBIM実行計画(BEP)での使われ方、つまずきやすい点を整理した基礎解説です。
詳しく読む →BIM積算(数量拾い)は、BIMモデルに格納された部材の情報(種類・寸法・材質・数量など)を使って、積算に必要な数量を集計する取り組みです。従来の積算は、2次元図面を見ながら人が数量を手作業で拾う「手拾い」が中心でした。この方法は、図面の変更があるたびに拾い直しが必要で、拾い漏れや転記ミスも起こりやすいものでした。BIMでは、モデルがデータベースであるため、条件を指定して数量を集計でき、設計変更にも追従しやすくなります。ただし、BIM積算は「ボタン一つで完璧な数量が出る」ものではありません。集計される数量は、モデルがどの粒度(LOD)で、どんな属性を持って作られているかに完全に依存します。つまりBIM積算の精度は、モデルの作り方とデータ整備の質によって決まります。
BIM積算の難所は、ツール操作ではなく「数量が信頼できるモデルをどう作るか」にあります。同じ建物でも、モデリングのルールや属性の入れ方が人によって違えば、集計される数量も変わってしまいます。誰が・どの部材を・どの粒度で・どんな属性を持たせてモデル化するかというルール(モデリング基準)を整え、それを守って運用しないと、数量は信頼できません。さらに、モデルの集計と日本の積算基準のずれを理解し、調整する知識も必要です。
まず「BIM積算の精度=モデルの作り方とデータ整備の質」という原則を押さえるのが出発点です。次に、自分が必要とする数量を集計するには、どの部材にどの属性をどの粒度で持たせるべきかを整理します。そのうえで、モデルの集計結果と日本の積算基準のずれを確認しながら学ぶと、実務で使える数量づくりに結びつけやすくなります。
BIM積算で信頼できる数量を得る鍵は、モデリングルールの統一です。たとえば壁を一枚で作るか層ごとに分けるか、仕上げをどう表現するかといったモデル化の方針が変われば、集計される面積や体積も変わります。誰がモデル化しても同じ数量になるように、部材の作り方・属性の入れ方を社内で標準化し、それを守って運用することが、BIM積算を実務に乗せる前提になります。ツールを導入するだけでは数量は安定せず、ルールづくりと運用がセットで必要です。
「BIM積算(数量拾い)とは」カテゴリの公開済みニュース記事12本を時系列順に整理しています。基礎解説と合わせて参照することで業界の動向を把握できます。
LODは、BIMモデルの各要素がどの程度作り込まれ、どこまで信頼できるかを示す指標です。LOD 100〜500の意味、Level of DetailとLevel of Developmentの違い、発注者要件やBIM実行計画(BEP)での使われ方、つまずきやすい点を整理した基礎解説です。
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